SSブログ

『風に立つライオン』 [映画]

楽しみにしていた映画が公開されましたので、早速観て参りました。
さだまさしさんの書かれた原作も読んでいたのですが、主人公の医師・島田航一郎を知る人たちの談話集のような形をとっていて、読み進めて行くうちに、その「過去形」に気付きました。・・・ということは、この主人公はもしや?と抱いた思いがありました。

まず歌が生まれ、次に物語(原作)が生まれ、そして映画になった訳ですから、そこに込められた想いの大きさは半端ないものです。それだけの想いがズシリと伝わって来ます。
どうしてもとロケ地にアフリカを選んだそうですが、霞んでしまうほどの赤土の砂埃の中に立つ人々の姿、大きく揺れながら走る自動車、遮るもののない空と大地・・・造り物で無い重みがありました。

大上段に構えて人の為とか子供たちを救うとかいったものとは違う何かしらふわっとした優しさに満ちた映画でした。それでいて、バッサリと斬られてしまうような痛みも感じてしまう非情さもあるちょっと不思議な作品に思えました。

E9A2A8E381ABE7AB8BE381A4E383A9E382A4E382AAE383B3EFBC92.jpg


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。