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『レ・ミゼラブル』 [映画]

今までたくさんの本を読んで来ましたが、いつ、どんな時に読んだかを鮮明に覚えているものはそんなにありません。そんな数少ない本の内の一冊が、『レ・ミゼラブル』(ユーゴー著)でした。
そう、中学1年の冬休みに読もうと図書室から借りて帰って・・・あまりの面白さに一気に読了となりました。

それから、ミュージカルの演目としても有名になり・・・見てみたいとは思いながらもなかなか機会に恵まれず今日に至っていました。

そのミュージカルが映画のスクリーンに舞台を変えたもの。


ストーリーは周知のものですよね~。
確かにミュージカルでした(笑)!
全編セリフは・・・歌!
ただ、ダンスがないミュージカル。
舞台演劇では省略されたり表現の限界となるシーンが映画という形でリアルに迫力満点で描かれていました。雨のシーン、戦いで流れる血、下水道の汚さ、圧倒的な水量の川・・・映像の力の凄さを痛感です。

とにかく、登場人物の誰かが歌っています(笑)。舞台はフランスですが、英語(笑)!ずっと、歌っているので意訳も含めて字幕がずっとずっと出ている訳です。
もちろん・・・読んでしまいますよね~。でないと、意味分かりませんし。
そう、3時間近い大作の間ずっと読み続けていることになって、何だか長編小説を一気に読んだような感覚を覚えてしまいました(笑)。

歌い続けられるセリフは、「神」に向き合っての彼らの叫びなんだなぁ~と私は理解しながら観ておりました。
ジャン・バルジャンを変えたのは信仰。人間の弱さや信仰によってどれだけ変わることができるか?ヨーロッパ社会に於いての「神」の存在の大きさを妙に外側からみておりました。


中学生当時とはまた違った感覚で読めるかも?と、これはぜひ再び手にしてみたいものだと思いました。
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やよりん

私も「レ・ミゼラブル」を観ました。
ほんと、歌ってましたよね・・。
by やよりん (2013-03-16 22:00) 

shinobirika

>やよりん さん
ご覧になられたのですね~。
例えば「サウンド オブ ミュージック」のようなミュージカル映画とも違う、ちょっと不思議な世界でしたよね~。
by shinobirika (2013-03-17 20:18) 

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