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『ムサシ』 (wowowにて) [独り言]

この舞台『ムサシ』に関しては、大阪公演のチケット入手でお友達のお手伝いをしたということでも少々思い入れがありました。もしその同じ時期に別のイベント事が重なってなければ、きっと私も一緒に観劇していたと思います(笑)。←お財布事情にて断念ってことですぅ~~。

ありがたいことにwowowにて放送がありました♪
『ムサシ』と言うからには、普通に宮本武蔵(藤原竜也クン)と佐々木小次郎(小栗旬クン)の巌流島決闘に向かってのお話かなぁ~?と思っていたのですが、さすが、井上ひさし作!そして蜷川幸雄演出!そんな凡人の考えなんて幕が上がって10秒で吹き飛ばしてくれました(笑)。

物語は巌流島決闘シーンから始まりました。
そして回想シーンなんかじゃありません!・・・それからの武蔵と小次郎の物語だったのです。
つまり、そこで佐々木小次郎は亡くなってはいませんでした。
それから7年後、今一度武蔵との戦いを望んで彼の行方を捜していた小次郎が、鎌倉の寺にいる武蔵を見つけてやって来た時からお話はどんどんと進んで行きます。
そこに同席していたのは、沢庵和尚、柳生宗矩。そして寺の檀家の女性2人。

テーマは復讐の連鎖。「恨みの鎖」をどう断ち切るか?ということです。
計らずも、同室で寝ることになってしまった武蔵と小次郎がお互いを見張れるようにと足を繋ぎ、最後は5人6脚のドタバタ喜劇(笑)。剣の稽古もいつしかダンスに変わっていたりと、復習劇かつ時代劇というのに、重苦しさを感じないのは、凄いことでした。
音楽的には「能」を取り入れ、寺という設定ですがどことなく能舞台を思わせる造りでした。

先のお友達が舞台を鑑賞した感想の「何と言っても、藤原クンは上手い!凄かった!そして、小栗クンは一生懸命だった!」といった言葉が残っていたのですが、まさにその通りでしたぁ~♪




ほんとは、巌流島で倒れた小次郎を武蔵の弟子達がボコボコにしたなんていう話も聞いたことがあります。
この舞台のように、心の晴れるような後日譚があればいいのですけれどねぇ~。
いや、何より武蔵も小次郎もこんなに若く美しくはなかったのが現実ですね(笑)。

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