『ウイルスパニック 2006夏』 [日記]
久々にTVドラマを見てみました。
タイトルまんまの未知のウイルスが蔓延して、次々と人が亡くなってしまう恐怖と、その謎に挑んだ看護士さんのお話でした。舞台が日本だけに、日本脳炎モドキの病気で蚊を媒体として伝染し、新型脳炎と呼ばれていました。
何故にその街に?という疑問は、医療研究チームの医師が他国からその病原菌を密かに持ち帰り、医療廃棄物の不法投棄話が絡み・・・という、ある意味盛りだくさんの展開となっていました(笑)。
この手のお話で思い出すのが、映画『アウトブレイク』(1995)と、『復活の日』(1980)です。
前者は、実際に流行して問題となったエボラ出血熱をモデルとして、アフリカの奥地から密輸入されたサルが持ち込んだウイルスによって起こるパニック映画です。これは、空気感染をするウイルスで、映画を観ながら咳をするのが憚れるような気分になったのを覚えています。
そして後者は、ウイルス兵器が盗み出されて事故によりそれが地球規模で蔓延。低温地帯ではそのウイルスが生息できないという性質から、ごく少数の人類だけが生き残ることができた、というお話。おまけに、核戦争まで勃発して「世界は二度死んだ」という表現が使われていましたっけ・・・。
万能薬のように思われていた抗生物質の効かない病原菌が院内感染したというニュースも最近また流れていたように思います。インフルエンザでも新型はワクチンが効かないという騒ぎもありましたよね~。絵空事ではない、怖さを感じてしまうドラマでした。
ただ、ラストが・・・ワクチンが既に開発されていて事を公にしたら後はすんなりと、みんな元気になりましたとさ・・・といった、おとぎ話的流れだったのが拍子抜けでした(笑)。
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