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「麒麟の翼」 [映画]

人形町を舞台にしたドラマ「新参者」の映画版。
早速、観て参りました♪

日本橋の翼のある麒麟像の前で、腹を刺された男性が倒れるシーンからお話が始まります。
700mもの距離をナイフを突き立てられたまま歩いて辿り着いた麒麟像は、その男性にとって何の意味があったのか?
すぐに犯人と思われる一人の青年が職務質問から逃れようと道路に飛び出し交通事故。何を語ることなく息を引き取ります。彼は本当に犯人だったのか?
調べが進むに連れて、事故死した青年と刺殺された男性との接点が見つかり、いよいよ一つの仮説が現実味を帯びてくるかに思えたのですが・・・。


ドラマ版での加賀刑事(阿部寛さん)と松宮刑事(溝端淳平さん)のコンビが映画の中でも生き生きと捜査活動をしています。所轄刑事と本庁刑事という立場と親戚という繋がりの微妙なバランスの面白さ。時として松宮刑事を腹話術の人形のように扱う加賀刑事のしたたかさには、笑えました。
父親と子のいろいろな結びつきの形が、ストーリーの中に見え隠れして来ます。
ドラマ版でお馴染の人形町のお店や登場人物達もガッチリと脇を固めていて、とても見ごたえのある作品でした。

麒麟の翼 http://www.shinzanmono-movie.jp/index.html
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『震える舌』DVD発売 [映画]

http://news.so-net.ne.jp/article/detail/646033/


閲覧注意!トラウマ必至なあの伝説的カルト映画の恐怖がよみがえる誰しも、幼い頃に見てトラウマになるほどの衝撃を受けた映画の記憶をお持ちではないだろうか? そんなトラウマ映画を語る時に、“最恐”として必ず話題に挙がるのが、1980年に公開された日本映画『震える舌』だ。映画評論家をはじめ、多くの映画ファンが恐ろしさを語り継いできたこの伝説の作品は、これまでVHSでしか販売されていなかったが、この度、初めてのDVD化が実現。11月23日(祝)に発売されることとなった。

思わず、食いついてしまった昨日のネット記事です。
確かに・・・私もある意味似非トラウマなのかもしれません(笑)。
幼い女の子が、泥が付いた状態で小さな傷を作ってしまい・・・破傷風に感染したことから起こる発作のあのシーンはやっぱり忘れられません。
入院した病室も斜光し物音に怯え・・・ホラー映画の様相を呈していましたっけ。
音や光による刺激で発作を起こし、舌を噛まないように乳歯であることを幸いに歯を抜いてしまうシーンも衝撃的でした。
破傷風って恐ろしい~~!と、焼きつけられた映画でした。



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『コンティジョン』 [映画]

以前『アウトブレイク』(1995年)を劇場で観た時にちょうど風邪気味で時折咳が出ていたのが、映画のストーリーの病原菌による初期症状と被って・・・必死で我慢していたのを思い出しました(笑)。

この作品『コンティジョン』の中で大流行するウィルスによる疾病の症状も・・・咳、喉の痛み、発熱から始まります。
感染流行の「2日目」から映画は始まります。
香港出張からの帰り、時間の余裕が出来たことでシカゴに寄って不倫相手との密会の後帰宅した妻ベス。
その2日後・・・容態の急変で亡くなります。後を追うようににしてベスの連れ子のクラークも急死してしまいます。その頃から、世界各地で得体の知れない伝染病による死者が増加し始めていました。
何故か抗体を持っているらしく感染しなかった夫ミッチは、残されたクラークの姉を感染から守ろうと必死です。

WHOやCDCは宿主の特定やワクチンの開発に全力を注ぎますが、既に世界規模の大流行となって、死者の数はとてつもないことになり、インターネットを経由してのデマや暴動が生き残る術を求める人達を飲み込んでいきます。


『アウトブレイク』では、CDCの職員(ダスティン・ホフマン)の活躍によって終結に向かうというストーリーで、エボラ出血熱を連想するような疾病の大流行。そして、冒頭にその宿主のサルが登場していましたが、『コンティジョン』では、「2日目」から・・・。肝心の「1日目」が謎のまんまなんです。
そして、それぞれの登場人物たちは、置かれた立場の中で懸命に戦っているのはすご~~く分かるのですが、ヒーローはいません。
マット・デイモンもローレンス・フィッシュバーンもケイト・ウィンスレットも・・・ヒーローにはなれませんでした。


近年あれこれと危惧されるパンデミックが起こったら・・・こんなふうになるんだよ~~というひとつのケースを見せてくれる映画でした。
ラストシーンが「1日目」でした。。。

Contagion・・・感染、接触伝染
この意味通りの地味な感じのストーリーでやたら現実味がありました。

コンティジョン公式http://wwws.warnerbros.co.jp/contagion/index.html#/home
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『ステキな金縛り』(試写会) [映画]

お友達に誘って頂いて、試写会に行って参りました♪
三谷映画5作目。司会のお姉さんが
「今までの4作品、全部見た人は手を上げてください~!」と。
・・・じんわりと手を上げさせて頂きました(笑)。

そろそろテレビとかのCMも頻繁になってきたり、出演者の方々や三谷監督御自身の登場も盛んになって来ましたので、なんとな~くストーリーも分かってきた感じですよね(笑)。

殺人事件が起きます。
容疑者が簡単に発覚して、裁判が始まります。
そして、その容疑者が犯行時間に何をしていたのか?ということで、彼のアリバイを証明できるのが、その時間山奥の旅館で彼の上に馬乗りになって金縛りにしていた落武者の幽霊だけということになります。
弁護を担当した崖っぷちな弁護士・・・彼女にもその落武者が見えたことから、法廷の証言台に立ってもらうことになりました(笑)。
科学で証明できないことを信じないと豪語する担当検事、割と話のわかる裁判長、軽いノリの弁護士上司・・・法廷は、肝心の殺人事件よりも落武者の証言を認めるか否か?が争点になってしまいます。

幽霊の見える人の共通点は?
冤罪で命を落とした落武者の無念を晴らさんとする子孫。
弁護士もまた、亡き父への特別な思いを胸に生きて来たことが明かされます。


西田敏行さん扮する落武者・更科六兵衛が、めちゃめちゃキュートです!
中井貴一さん扮する敏腕検事は、とにかく全てにオトコマエ!でも、笑わせてくれます。
阿部寛さん扮する弁護士事務所のボスは、とってもキャパの大きな人です!
佐藤浩市さん扮する売れない役者は、「マジックアワー」でお馴染のキャラクター!
・・・登場人物は、一瞬も気を抜けないようなお祭り状態で楽しませて頂きました♪

お腹を抱えて大笑いだったのは『マジックアワー』でしたが、それとはちょっと違ったクスッとつい笑ってしまうような箇所がいっぱいでした。
みんなどこか憎めない、いい人ばかりで気持ちがホンワカと軽くなるような映画でした♪
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『メサイア』 [映画]

以前、映画化を知って予習(笑)の為に原作を読んでいたのですが・・・。
いよいよ大阪での公開初日。
勢いに乗って主演の海棠鋭利役荒井敦史さんと御津見 珀役井上正大さんの舞台挨拶付きの上映回に行ってしまいました・・・。

原作を読んでその世界観は把握した上の鑑賞だったのですが、物語の背景的な部分に割く時間が映画の中では少なくなってしまい、取っつきにくいまんまオロオロしている内に学園ドラマ的な展開が続き・・・(笑)。
そんな中でキュッと締めてくれるシーンが、お目当ての松田さん扮する警察省警備庁・特別公安外事課長一嶋晴海の登場シーンでした♪物語のテーマであるサクラと呼ばれる公安のスパイの上司の彼の後ろに「国家」という大きな黒い影が見えるようで、そこだけが「大人のドラマ」でした。

上映後の舞台挨拶、お二人共爽やかさを振りまきつつ、ぜひ「メサイア」の第2作へと繋がって行きますように!という熱い想いを語っていらっしゃいました♪
「仮面ライダーディケイド」の井上さんのお顔をこんな機会に拝見できるとは思っておりませんでした(笑)。


「メサイア」http://messiah-movie.jp/index.html
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『シャーロック・ホームズ』(2010年) [映画]

あれこれと取り沙汰された前評判で、気になりつつも結局はwowow視聴を選択♪

確かに、ビックリのホームズでした。
原作でもホームズは結構闘ってはいたかと思いますが、どうしても安楽椅子探偵とまではいかなくても、パイプを手にゆったりと推理を巡らす姿をイメージしてしまいがちです。
この作品のホームズは、格闘家でもありました(笑)。それも理詰めでの格闘です。かなり長時間に渡ってのアクションシーンが何箇所もあって、何だか別ものの映画を見ている錯覚に陥りそうでした(笑)。
そして、ホームズと言えば典型的な英国紳士というイメージが出来あがっていたのですが、この作品の中のロバート・ダウニーJr演じる彼は・・・小汚い(笑)!人間臭いと言えば、そうなのかも知れませんが・・・ビックリでした(笑)。
かろうじて、J・ロウ演じるワトソン医師には英国紳士の香りが漂っていましたけれど♪

黒魔術を操ることで、人々に恐れられイギリスを支配することを目論んだブラック・ウッド卿でしたが、魔術、奇跡と見えたことも結局はホームズには科学を悪用した企てだったことを見抜かれてしまいます。
そんな謎解きは、見ていて面白かったですね~♪


初めてシャーロック・ホームズのシリーズを読んだのは確か小学生の時。(ルパン派とホームズ派に分かれるもので、私は断然ホームズ派でしたっけ)それから中学生にかけての時期にほとんどのシリーズを読み尽してしまってそれ以来ご無沙汰です。ちょっと変わったホームズにこの作品で出会ったせいで、久しぶりにちょこっと原作を読み返してみたくなりました(笑)。


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「はやぶさ/HAYABUSA」 [映画]

経済や政治の混迷、天変地異・・・。
どうも俯いてしまいそうな日々が続いている中で、心から凄いなぁ~!と感動したニュースが、2010年6月の「はやぶさ」の帰還でした。そして、イトカワの微粒子を見事に持ち帰っていたことが判明した時には、感動でした(笑)。その素晴らしい事実が映画化されたのですから、とにかく見ておかなくてはっ!ってことで~~♪


お話は、架空の人物・水沢恵がそのキャリアと熱意をかわれて宇宙科学研究所に身を置くことになったところから始まります。彼女の眼を通しての、「はやぶさ」の誕生から打ち上げ、そして度重なるアクシデントと研究所員の努力と熱意と英知によって宇宙で迷子になった探査機を史上初めて再び発見し、地球へ帰還させるという偉業を成し遂げるまでの、7年間という長い期間の物語です。

当然、メカニックや理論的なお話になると、チンプンカンプン(笑)。
へぇ~~!そうなんですか!と、物語の中で質問に来た小学生たちと同じなんですが、時折挿入される『はやぶさ君の冒険日記』という絵本調の解説によって、何とかストーリーについて行くだけの知識は得ることができます(笑)。
例えば、何が故障して何が出来なくなって、それは何に影響を及ぼすか・・・といった具合に~。

何と言っても、はやぶさがカプセルを発射した後、最後に地球の映像を映し出してやがて炎に包まれて行くシーンでは、肝心のカプセルのことよりも燃えるはやぶさから目を離すことが出来ませんでした。
感動的な動物モノのお話には涙腺がついつい決壊してしまいますが、小惑星探査機に泣かされるとは・・・(笑)。


しかし、小惑星イトカワの形状がラッコ型という点にビックリだったことと・・・あんなに宇宙の離れた場所にいるはやぶさを遠隔操作出来るのは何故?という、基本中の基本な点が・・・分からない私って、トホホですね(笑)。

「はやぶさ/HAYABUSA」http://movies.foxjapan.com/hayabusa/aboutthemovie/index.html
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『大奥』-男女逆転-(2010年) [映画]

ちょこっと気になるものの・・・結局公開当時は観なかったものでwowowで視聴。

謎の疫病の流行で男性が激減。女性社会となった江戸時代、貧乏旗本の子息・水野祐之進が口減らしかつ収入を得られるということで大奥勤めに・・・。
男女逆転の世界での大奥は1人の女性将軍に仕える男社会でした。
元々剣術を得意とした祐之進は、その物おじしない性格と剣の腕で出世を重ね、8代将軍になった吉宗に見染められることになったのですが・・・。


男性社会以外の何物でもなかった江戸時代を、見事に逆転させたストーリーは本当に斬新なんですが・・・。
遊郭で身を売っている男性遊女(遊男?)は、美醜に関わらずかなり気持ち悪いものでした(笑)。
女性社会の醜さをテーマにした一般的な「大奥」モノのお話と同じく、男性に置き換えても全く同じ展開が繰りひろげられているのには、目新しさはなく逆転させても結局これかい?と、ちょっと残念な思いだけが残りました。

柴崎コウさん演じる将軍吉宗、この作品でも暴れん坊(笑)でして、お庭番を連れての市中徘徊は某ドラマのまんま(笑)。
うぅ~~ん!いったい何なんでしょうね?
この残念感は(笑)。
・・・・映画館で見たら・・・暴れたくなっていたことでしょう~(笑)。

「大奥」http://ohoku.jp/
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『プリンセス トヨトミ』 [映画]

奇想天外な物語で知られる万城目学氏の原作が映画化♪(まず映画を見てから・・・と、原作を読むのをただいま我慢の最中です。)
国家予算が正しく使われているかを調査するために大阪にやって来た3人の会計検査院職員。
全く問題が無いように思われた大阪府庁・中学校・・・ところが、OJO(大阪城址整備機構)の事務所に携帯電話を忘れ取りに戻ったことから、「大阪」が何か変だ!ということに気付きます。

調査を続ける検査院副長・松平(堤真一さん)の前に大阪国総理大臣・真田(中井貴一さん)が現われ、大阪夏の陣から始まる大阪国建国の歴史を語り始めました。


ことの起こりは大阪夏の陣。
大阪城に展示されている屏風絵をよくよくみると、いかにその戦いが市民を巻き込んだ凄惨な戦いであったかということが見えてくるのですが、そんな歴史を踏まえて考えてみると何となく納得してしまいそうなストーリでもありました(笑)。
と、言ってもビックリな展開なのですが、ラストはそんなビックリは置いておいて父と息子の繋がりの物語へと姿を変えて行きます。その渦中へ松平自身も巻き込まれていくのですから、そちらの方がもっとビックリでした(笑)。

大阪という街の持つとてつもなく大きなパワーや、色々な事を受け入れる懐の大きさ(笑)等など、人間個々というより街全体のレベルで面白味満載なお話でした。
やっぱり素晴らしい演技を披露してくださっている堤さん、愛すべきキャラの検査員・鳥居役の綾瀬はるかさんもお見事でした♪
少年のような少女・茶子役の沢木ルカちゃんは、以前『春琴抄』の舞台挨拶でお見かけしたことがあるのですが、ステキに成長されているようですね♪

ただ一つ、クライマックスでの発砲?あれはダレ?と分からないまま終わってしまって・・・未だ悶々としております(笑)。


プリンセス トヨトミHP http://www.princess-toyotomi.com/


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『パピヨン(PAPILLON)』(1973年) [映画]

スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンによる『パピヨン』を初めて観たのは、たぶん高校生頃のテレビの洋画劇場でだったように思うのですが・・・。
記憶に残っているのは、ラストシーンくらいなものと今日まで思っていました。

ところが、今日何十年ぶりかに改めて観てみると・・・。
覚えていると思い込んでいた肝心のラストシーンをかなり思い違いしていたことが判明(笑)。
どこでこんな記憶の混乱が起こってしまったのか?我ながら、不思議でしかたありません。

いったい、何の映画とごちゃ混ぜになっていたのやら(笑)?

『パピヨン』は事実を基にした、一口で言ってしまえば脱獄映画。
そのラストシーン・・・島の断崖から海に向かってパピヨンが、まさに蝶のように舞い落ちて脱獄を果たすのですが、昨日までの私の記憶の中では仲間の囚人が亡くなって、その遺体の代わりに袋に入り海に捨てられることによって島から抜け出ることに成功した・・・ということになっていましたぁ~。

きっと似たような映画を観たのだと思います!
袋に入って断崖から落とされたのでは、ちっともパピヨン(蝶)じゃあないですよね~。
自分の記憶のあまりのいい加減さに、苦笑いしながら見終えた『パピヨン』でした。


パピヨン-製作30周年記念特別版- [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD



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