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『天空の蜂』(試写会) [映画]

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東野圭吾原作が映画化されました。
東野作品とはどうも相性が悪いようで、原作を読んでもスケールの大きな凄い作品だとは思いましたが、ヘリコプターのメカニック的な説明や原発に関する専門的なお話(重要な部分なのですけど・・・)、そして犯人捜査上で必要になってくる反原発活動グループの情報等々予備知識として入れておかなければいけない諸々の事柄に要するページ数がかなりのものでして、正直「しんどい」作品でした。

フーフー言いながら原作まで読んで映画鑑賞に備えたのは、松田悟志さんが出演されるという情報を昨年の夏の撮影時に仕入れていたからでして・・・。
そんなこんなの事情で試写会の招待状もありがたくゲット出来て公開より一足早く観て参りました。


映画は、私が苦手とした難しい解説部分を必要最小限に留めて、テンポよくストーリーが進んで行きます。テンポ良すぎて、警察が聞き取り捜査を重ねた末にたどり着く犯人をあまりに簡単に見つけちゃった感があって、「えっ?!もう、見つけちゃったんですか?」でしたけど(笑)。
福島の原発事故の起こるずっと前に書かれた作品ですが、原発の安全神話に対する政府の思惑や現地で働いている方々のジレンマを見る側に突きつけてくるお話として、今となってはより一層深く突き刺さって来ます。
原作を読んで、何故にここまでの事を犯人がしでかさなきゃいけなかったのか?という疑問が残ったのですが、その疑問は映画となっても私の中では判然としないまま残っています。

お目当ての松田さんが、前半の山場である自衛隊ヘリによる少年の救出シーンだけでなく、ラストの大切なシーンにも絡んで登場してくれていたのは、予想外でうれしかったですぅ~。
命をかけての救出が後の少年の選んだ職業によって、ちゃんと想いが伝わっていたことが明らかになって、明るい気持ちで席を立てたのは良かったです。
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