平泉「高館」 [独り言]
中尊寺をあとにして、用意していた地図を片手に歩くことしばし・・・。
中尊寺にワサワサといた観光客の姿は全くなく、土地の方とすれ違うこともまれ・・・。鳥の声と自分の足音だけが道連れでした。
きっと人気者の義経だから、その最期の地をめざす人っていっぱいいるだろうなぁ~って思っていたのですけれど・・・想定外のことでした。
途中のちょっとした目印ポイントとしてまず目指したのが
「卯の花清水」
ここでも芭蕉一行の足跡が大きく記されています。
弟子の曽良が、
「卯の花に兼房みゆる白毛かな」
と句を読んだ事に由来するとのこと。
高館で義経家臣・十郎権守兼房が、主君を守るべく奮戦、討ち死にしたことへの句。
現在は湧き水は枯れてしまい、水道水を流している・・・とお断り立て札がありました。
そこを過ぎて、ジワジワとまた上り坂。木々も茂って小山風の場所に道は入って行きます。
「高館」
受付にご朱印をお願いして、急な階段を上ります。
幕末史に名前を残している頼三樹三郎がこの地を訪れた時に残した歌碑を通り過ぎ、ダメ押しの階段を上ったところに
よく見かける義経の木像。
そして慰霊塔
「夏草や つわものどもが夢の跡」に繋がる『おくのほそみち』のこの一文は、古文の教科書にもあって今でも記憶に残っています。
高館からの景色。
北上川の流れの向こうには陣場山、白鳥柵、左方向には衣川。
歴史の場所にやって来た!という感動に浸っていると、居合わせたご夫婦らしき方の男性の方に、何気に話しかけられました。
「こうやって眺めていると、泰衡も悪くはなかったような気がしてきますよね~。」
思わず、
「ええ!泰衡さんも、頑張ったんですよきっと!」
と、元来泰衡贔屓な私は語気を強めてしまいました。
つい奥州藤原氏の中で影が薄く忘れられてしまいがち、そして思い出されると義経を攻めた悪役としてしか登場シーンのない泰衡のことを、この場所でこんな風に話せたのが、ちょっとうれしかったです。
中尊寺にワサワサといた観光客の姿は全くなく、土地の方とすれ違うこともまれ・・・。鳥の声と自分の足音だけが道連れでした。
きっと人気者の義経だから、その最期の地をめざす人っていっぱいいるだろうなぁ~って思っていたのですけれど・・・想定外のことでした。
途中のちょっとした目印ポイントとしてまず目指したのが
「卯の花清水」
ここでも芭蕉一行の足跡が大きく記されています。
弟子の曽良が、
「卯の花に兼房みゆる白毛かな」
と句を読んだ事に由来するとのこと。
高館で義経家臣・十郎権守兼房が、主君を守るべく奮戦、討ち死にしたことへの句。
現在は湧き水は枯れてしまい、水道水を流している・・・とお断り立て札がありました。
そこを過ぎて、ジワジワとまた上り坂。木々も茂って小山風の場所に道は入って行きます。
「高館」
受付にご朱印をお願いして、急な階段を上ります。
幕末史に名前を残している頼三樹三郎がこの地を訪れた時に残した歌碑を通り過ぎ、ダメ押しの階段を上ったところに
よく見かける義経の木像。
そして慰霊塔
「夏草や つわものどもが夢の跡」に繋がる『おくのほそみち』のこの一文は、古文の教科書にもあって今でも記憶に残っています。
高館からの景色。
北上川の流れの向こうには陣場山、白鳥柵、左方向には衣川。
歴史の場所にやって来た!という感動に浸っていると、居合わせたご夫婦らしき方の男性の方に、何気に話しかけられました。
「こうやって眺めていると、泰衡も悪くはなかったような気がしてきますよね~。」
思わず、
「ええ!泰衡さんも、頑張ったんですよきっと!」
と、元来泰衡贔屓な私は語気を強めてしまいました。
つい奥州藤原氏の中で影が薄く忘れられてしまいがち、そして思い出されると義経を攻めた悪役としてしか登場シーンのない泰衡のことを、この場所でこんな風に話せたのが、ちょっとうれしかったです。
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