阿弖流爲(アテルイ) 首塚 (伝) 枚方・牧野 [独り言]
枚方市牧野にある片埜(かたの)神社の近くにある牧野公園の真ん中にある立派な桜の下に、古くから地元で「阿弖流爲と母禮(モレ)の墓」と伝えられて来た首塚があります。
平成19年には、地域の人達の尽力によってその傍らに
「伝 阿弖流爲 母禮 の塚」が建立されました。
前九年後三年の戦いを調べている内に、その時代よりももっと昔のまだ奈良時代と呼ばれていた頃から朝廷軍と蝦夷と呼ばれていた東北の人達との戦いが続いていたことを知りました。
日本史の授業では「坂上田村麻呂の東北征伐」とかいった表現でほんの数行で片づけられていた戦いです。
その戦いに於ける東北の民のリーダーが阿弖流爲(アテルイ)でした。
結局、戦いに疲弊した民を守るため朝廷軍に投降した阿弖流爲(アテルイ)と母禮(モレ)は、桓武天皇によって遷都された京へ連行され好敵手だった坂上田村麻呂の尽力も虚しく処刑されてしまいました。
以前、それと知らずに坂上田村麻呂造営の京都・清水寺を訪れた時に突然アテルイとモレの碑に出会った時は、声を上げる程ビックリでした(笑)。
伝承の域のこととはいえ、首塚があるというのですから訪ねてみた訳です♪
現代でもやはり東北の地は関西からは遠いです!当時の感覚ではどれだけ遠い地へやって来たと感じたことでしょうかね?そこで、最期となってしまった2人の無念や故郷を思う気持ちを考えると胸が痛みます。
片埜神社
趣のある神社でお隣の首塚との繋がりもなかなか深いようです。
阿弖流爲のお守りがありました。
良縁は別として友情のお守りというのは初めて(笑)!
苦難を最期まで共にしたアテルイとモレにあやかっているのでしょうね~。
2013年1月放送予定のBS時代劇(NHK)
「火怨・北の英雄 アテルイ伝」http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/7000/130070.html
今からとっても楽しみです!
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