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『命の終わりを決めるとき』(朔 立木 著) [本]

前に読んだ本が事件モノのレポートで、内容もかなりハード。読みながらどんよりと落ち込んでしまったのですが・・・。
書店で何となく手に取ってしまったこの本も読み進めるうちに・・・あちゃ~~「暗い!」と(汗)。
タイトルからして、何となく予想はできたのですけれどね。

「終(つい)の信託」

「よっくんは今」

の2作の短編なんですが、片や検察官もう一方は刑事からの取り調べを受けている被疑者のお話です。作者が現役の法律家というプロフィール・・・法律家というものが何を示すのか?ちょっと謎ですけれど(笑)。
共に、普通あまり御縁の無い場所の描写にへぇ~~と驚きながら読んでいるうちに、ドラマや映画での取り調べシーンの裏側の心理戦のようなものが見えて来てます。
そんな表面的な内容もですが、
「終(つい)の信託」では、リビング ウィルというとてつもなく大きな問題が提示されます。
「よっくんは 今」は、殺人を犯した女性の内面の言い訳を延々と聞かされるような・・・耳を貸せば「なるほど」、常識的に読めば「いいかげんにしろ!」といろいろな受け取り方の出来るお話です。

やっぱり・・・疲れました(笑)。

「終(つい)の信託」は周防正行監督で映画化されるとか。
肝心の主人公の女医を草刈民代さんが演じられることに少々不安を感じてしまいますが、ちょっと観てみたいです♪・・・映画を観ても疲れますかね(笑)?




命の終わりを決めるとき (光文社文庫)

命の終わりを決めるとき (光文社文庫)

  • 作者: 朔 立木
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/06/12
  • メディア: 文庫



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