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『新選組 幕末の青嵐』(木内 昇 著) [本]

久々の「新選組モノ」の小説でした。
なかなか面白い・・・という評判をネット内で見かけていて読んでみたいなぁ~と思っていたところ偶然にも新選組友達(笑)が送ってくれました♪ありがたいことですっ!

さてさて、ちょっと変わった体裁をとっている物語でした。
短めの章に分かれているのですが、それぞれが一人称で書かれていて、入れ替わりに色々な人物が物語を語っています。
土方さんで始まり沖田くん、近藤さん、永倉さん・・・と、お馴染の人達が自分の内心を明かしながらそれぞれの立場で他の人を観察したり事に臨んで行く様子を語っています。
面白いところでは、清川八郎や鵜殿鳩翁、山岡鉄太郎といったいわゆる「新選組モノ」では脇役な人達もその列に混ざっています。
そして、悪役的存在でいつも扱われている芹沢鴨、武田観柳斎、伊東甲子太郎たちも、彼らなりの言い分を語りながら一人称で登場して来ます。

たくさんの人達がそれぞれの立場でどんな考えで動いた結果がどこに繋がっていくのか?
結構面白く読むことができました。
大きな物語の流れについてもブレることなく、ちゃんとおさえるべき個所はおさえて進行しているのも安心して読み進めるポイントとなりました。ただ、もし幕末史や新選組についての予備知識が薄いと、ちょっと大変かな?と思えるところもありましたけれど(笑)。

土方さんや沖田くん、そして近藤さんの性格が私好みなのも、読んでいて心地良い要素でした♪





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