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『ティーチャーズ~職員室より愛を込めて~』(於:シアタードラマシィティー) [独り言]

去る25日に観て参りました。2007年5月に博品館劇場で上演された舞台の再演です。

中学校の職員室を舞台にして、舞台上の時間と実際の時間経過がほぼ同時進行で繰り広げられていくお芝居でした。
過去の事件の為に、殻に閉じこもってしまい覇気をなくしたベテラン国語教師をモト冬樹さん、職員室の空気を何とか変えたいと思っている学年主任を夏樹陽子さん、校長不在の為責任者としての立場を強いられオタオタする教頭を宮内洋さんといったベテラン陣に生徒の合唱コンクールでさえ賭けの対象にしてしまう社会科教師を齋藤ヤスカさんと若手の方が絡んでお話が進んで行きます。

合唱コンクールを2時間後に控えた中学校に自殺予告のメールが届き、発信者の特定や校内の監視に先生たちが右往左往の騒ぎとなります。そこへモンスターペアレンツまで乱入し混乱は益々ひどくなり・・・。
そんなドタバタ劇をハラハラしながら眺めているのは、過去にその学校で自殺した少女の霊と天国の門番でした。彼女も自分の理解者であった国語教師に伝えたいことがある為に特別に学校へやって来ていたのです。

最初は抜け殻のようだった国語教師・高梨先生が、徐々に生気を取り戻し混乱する職員室の先生たちを取りまとめて事態に対応していく様子と、その中でそれぞれの先生達が自分の抱えていた問題に向き合って答えを見つけていく姿が描かれて行きます。
学校を舞台にしているお話ですが、生徒の登場は亡くなった生徒(背中に羽を付けています)とモンスターペアレンツの息子である在校生の2人だけ。全ては職員室の中!



大阪公演は2日間だけだったので、カーテンコールで登場されたモト冬樹さんの、
「昨日初日で本日千秋楽を迎えることとなりました。」というご挨拶に客席から笑いが起こっていました(笑)。
予想以上の盛況ぶりで、客席はほぼ満席。若手の役者さんに舞台『テニスの王子様』出身の方が数人いらっしゃったようですので、そっち系ファンの客層が多かったのかもしれません。宝塚歌劇団出身の方もいらっしゃいましたしね~。
アフタートークとして、公演後に約20分余り齋藤ヤスカさん・樹里咲穂さん・星奈優里さんたちが舞台に登場されて、中学校時代の思い出を語ってくださるというオマケまで付いて・・・抽選によるプレゼントやサインボールを投げるというサービスも(笑)。


やっぱりベテラン陣はさすがだなぁ~とちょっぴり感心しながらの観劇でした(笑)。
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