「零戦」 [独り言]
来るべき４月の『同期の桜』観劇の為の予習。例の如く、ＮＨＫの歴史番組です。
真珠湾攻撃で華々しくデビューした零戦。普通、２号機は１号機より改良されているものですが、２号機になると、燃料タンクを小さくした為に（６０リットルって普通自動車の満タン弱ですよね）航続力不足。機体を軽くすることに重点を置きすぎた為の、強度不足。これは、急降下に耐えられない構造だったそうです。そして、燃料タンクや操縦席の防御力不足。その結果が熟練パイロットの減少へと繋がっていったそうです。
また次の新型機が開発されても、攻撃力のみを追求しようとして、防御力は無視。そんな海軍の方針に設計者達は危機感を持っていても口を挟むことができなかったようです。
そして、結末は・・・。
精神論だけで突っ走る、特攻へと突き進んでいったという訳です。
同じ人間なのに、教育、環境の違いによって、こんなことがまかり通っていた時代がほんの少し前まで続いていたのです。そのことが一番恐ろしいことです。何かが狂えば・・・と、思うとね。
舞台・・・楽しみなのですが、観るのが辛いなぁ～。考えただけでもウルウル来そうです。
戦争って悲しいですね。
僕らくらいの若者が特攻隊となって亡くなったんですね。
「お母さん！」と最後に言って亡くなった若者が多いと聞きました。
その時代の若者のことを思えば胸が痛いです。
もう２度とあのような悲劇を繰り返して欲しくないです。
でも地球のどこかでは今も戦争が起きている。
起因しているのは地球上に住んでいる人間が
人種とか言葉とか宗教が違うこともあるのだろうけど、
同じ国の人間でさえ、醜い争いを繰り返す昨今。
人間自体が醜い生き物なのなかって思います。
僕は映画が大好きだけど、一番嫌いなのが
戦争映画。特に日本の作品は見たくない。
でも目をそむけてはいけないと思う。
戦争の醜さを知ることも僕らの使命だと思うのです。
by 堕天使リュシフェル (2006-03-09 16:50)
＞リュシフェルくん
人間って、恐いですね。
私も『二百三高地』（丁度、『坂の上の雲』を読んだばかりでつい観に行ってしまいました。）では気分が悪くなったことがあります。『プライベート・ライアン』もかなりきつかったです。
そんな訳で、友達から随分と勧められましたけど『男たちの大和』は止しました。
４月の舞台は松田くん出演なものでね～。行きますっ！
by shinobirika (2006-03-09 20:31)