「レインツリーの国」 [映画]
やっと観て参りました♪
大きな事件も特に起こらない、ごく普通の日常の中での恋愛物語です。
ただ、ちょっとだけ個性として違う一面があったというだけ。
思いっきり現代を生きているという描写がいっぱい。
ネット検索、タブレット端末、ブログ、LINEでの会話・・・。
でも、見ていてほっこりと落ち着ける気持ちになるのは、そこにはちゃんとした言葉が満ちているからだと思いました。気持ちをまず言葉にして相手に伝える。分かり合えるまで、言葉を重ねる努力を惜しまない姿に誠実さが溢れていました。
そんなたくさんの言葉から、登場人物全ての心情がはっきりと伝わって来ました。それぞれの立場で、何を思いそしてその結果の行動がこれなんだと・・・。
関西弁に挑戦だったという玉ちゃんでしたが、コテコテの作り物めいた関西弁ではなくて、ふわっとした玉ちゃんの声で発せられる関西弁は、角のとれた柔らかく温かみすら感じられるものでした。関西人の私が聞いても違和感なく、本当に努力されたのだろうなぁ~と思いました。
心暖まる素敵な作品でした。
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