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『阿弖流為』(大阪・松竹座) [独り言]

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私にとっては初歌舞伎・・・いえ、本来の「歌舞伎」と言ってしまうにはちょっと趣が違うのですが。
とにかく、難解な歌舞伎の世界から少しはみ出して初心者にとってはとっつきやすくてとてもありがたかったです。

主人公・阿弖流為-市川染五郎さん、坂上田村麻呂-中村勘九郎さん、鈴鹿と立烏帽子-中村七之助さんという若手の大人気の方々。凄く勢いを感じる舞台でした。
お話的には、まず平安の都を阿弖流為がウロウロしているシーンから始まったのにはビックリでしたけど(笑)。蝦夷攻めを正当化する為に、陰で画策を繰り返す朝廷の黒幕の暗躍は、最初から最後まで妖怪じみた展開で、ほんとうにそんなものだったのかもしれないと思えて来ました。
アラハバキの神と立烏帽子がかなり過激な扱いだったのもちょっとビックリ。
ラストの都に連行された阿弖流為が、またまたひと暴れ!という、大立ち回りのサービスには舞台的には盛り上がるポイントでしょうけれど、史実からはちょいと外れておりましたね~。

ほとんどが普通の会話、そして時折歌舞伎の見栄が切られ、そしてどことなく立ち回りシーンはミュージカル的で・・・。盛りだくさん過ぎる程の舞台でした。
超初心者に本当にありがたい舞台でした。
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