『カンナ 京都の霊前』(高田崇史 著) [本]
読み続けて来た『カンナ』シリーズの完結編です。
飛鳥の光臨
天草の神兵
吉野の暗闘
奥州の覇者
戸隠の殺皆
鎌倉の血陣
天満の葬列
出雲の顕在
京都の霊前
サブタイトルだけでも歴史好きにはたまりませんでした(笑)。
今回の舞台は京都!と言っても専ら洛西。大陸からやって来た「秦氏」のお話。日本の文化がどれだけ大陸からやって来た人達の助けを借りて成り立っていたのかという忘れがちなことを再認識でした。お馴染の太秦という地名の由来も目から鱗でした!
お話はどんどんとエスカレートして、現代の物語なのに繰りひろげられる忍びの戦いが中心となって行きました。もしかしたら、知らないところで「歴史」を巡ってこんなことが起こっているんじゃないかな?・・・とは思えませんでしたけれど(笑)。
ただ、物語の根幹にある-大化の改新で古代の歴史の中の悪役とされて来た蘇我氏は本当にそうだったのか?そして聖徳太子の存在理由は?-という「勝者によって作られて来た『歴史』の信憑性」への疑問提示は結構ズシリと重いものでした。
一応、完結を迎え(想像していた結末でしたけれど・・・)シリーズにピリオドが打たれたようですが、実際は終わっていないような曖昧なラスト(笑)。
またどこかでこの登場人物達に出会えるかもしれないなぁ~という気がしています♪
飛鳥の光臨
天草の神兵
吉野の暗闘
奥州の覇者
戸隠の殺皆
鎌倉の血陣
天満の葬列
出雲の顕在
京都の霊前
サブタイトルだけでも歴史好きにはたまりませんでした(笑)。
今回の舞台は京都!と言っても専ら洛西。大陸からやって来た「秦氏」のお話。日本の文化がどれだけ大陸からやって来た人達の助けを借りて成り立っていたのかという忘れがちなことを再認識でした。お馴染の太秦という地名の由来も目から鱗でした!
お話はどんどんとエスカレートして、現代の物語なのに繰りひろげられる忍びの戦いが中心となって行きました。もしかしたら、知らないところで「歴史」を巡ってこんなことが起こっているんじゃないかな?・・・とは思えませんでしたけれど(笑)。
ただ、物語の根幹にある-大化の改新で古代の歴史の中の悪役とされて来た蘇我氏は本当にそうだったのか?そして聖徳太子の存在理由は?-という「勝者によって作られて来た『歴史』の信憑性」への疑問提示は結構ズシリと重いものでした。
一応、完結を迎え(想像していた結末でしたけれど・・・)シリーズにピリオドが打たれたようですが、実際は終わっていないような曖昧なラスト(笑)。
またどこかでこの登場人物達に出会えるかもしれないなぁ~という気がしています♪
シリーズ全部制覇したんですね!
続編もあり・・なラストですか?
by やよりん (2012-07-29 14:52)
>やよりん さん
制覇しました♪
このシリーズを読んでいると学校で習って来た日本史が胡散臭いものに思えてしまう弊害があります(笑)。
by shinobirika (2012-07-30 18:02)