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『ソウルケイジ』(誉田 哲也 著) [本]

『ストロベリーナイト』に始まる姫川警部補シリーズです。
タラタラとドラマを見ていて、シリーズの最後を飾る3週連続のストーリーに興味をそそられて、原作に手を伸ばしました♪程良いストーリーの込み入り具合です(笑)。
物語の大きなテーマが「父性愛」!
ちょっと日本のお話では少ないパターンです。
物語の軸となる人物にこれほどまでの父性愛が何故に芽生えたのか?自分が選択した我が子を守る手段に対する一つの贖罪としてだったのか?
人生をある時点で捨てた人間の強さの形だったのか?
このお話の中で語られる「父性愛」については、難しいところがありますねぇ~。。。

警察機構の難しさもチョコチョコと散りばめられて、それぞれのキャラクターが生き生きと動き回り長身で美人な姫川刑事の推理の冴えも小気味よく・・・面白く読みました。


これは、前作の『ストロベリーナイト』も読んでみなくてはっ!と、またまた、嘗ての『楽園』→『模倣犯』(宮部みゆき著)と同じく、逆流現象を起こしてしまいました(笑)。

しかし、『ソウルケイジ』の意味って?単純に和訳でいいのでしょうかね?


ソウルケイジ (光文社文庫)

ソウルケイジ (光文社文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/10/08
  • メディア: 文庫



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コメント 4

ソノ日暮

ソウルケイジの意味について考えてみました。
めっちゃ長くなったんで、思い切って端折りまくります^^;
高岡が本来の自分の人生を捨てて、別人になりすましていたり、
最後は自分の身体(手首)を使って、
死体の身元を偽装したりしたことを考えると、
身体(人格)なんて魂を入れておくための器でしかないんだよ。
って意味なのかなぁ・・・なんて感じました。
なんか激しく意味不明ですが^^;
by ソノ日暮 (2012-04-08 13:34) 

shinobirika

>ソノ日暮 さん
CAGEを檻とか篭という何か閉じ込める意味合いに単純に訳してしまうより、「器」という大きくてどこか温かみのある言葉に置き換えるといいですね~。
高岡の優しさの一端も感じられますね。ありがとうございました。
by shinobirika (2012-04-09 09:47) 

クローヴ

たしかに「父性愛」がテーマというのは珍しいと思いました。
ドラマ→映画化するみたいですよね?
ストーリーも好きですが、西島さん目当てに観に行くのが
今から楽しみです(^^)
by クローヴ (2012-04-10 23:14) 

shinobirika

>クローヴさん
アメリカ映画では父子モノは定番ですが、日本では影が薄いですよね。
私もドラマ最終回を見ていて、…あれ?いまこの段階でこの伏線はなに?という箇所があちこち(笑)。映画化の告知があって納得しました。
西島さん扮する菊田刑事は原作のイメージよりスマート!私も映画館へ走りそうです♪
by shinobirika (2012-04-11 11:13) 

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