左右田さんの訃報 [独り言]
2月10日にお亡くなりになっていたのですね~。
今では、新選組・斎藤一といえば、ちょっとしたイケメン風に描かれてそこそこメジャーになっていますが、その昔左右田一平さんが、『新選組血風録』(1965年)で斎藤さんを演じていらっしゃった頃はその名前を知る人は限られていたことと思います。
屈指の遣い手であるのに、新選組内では常に控え目。それでいて明晰な頭脳で全てを把握している・・・本当にステキなキャラクターの斎藤さんでした。
「海仙寺党全滅」では、主役として新選組の中にもこんなに心優しい組長がいるという物語を演じていらっしゃいました。
『燃えよ剣』(1970年)では、新選組隊士の役を離れて裏通り先生という架空の人物。それでも常に新選組と共に行動し、医師として彼らを支え続ける役どころでしたっけ。
鬼の土方さんにもズバッと小言を言い、病篤い沖田くんを哀しい目でみつめていました。
そして、この中での重要な役回りとして伝蔵さん(八木家使用人)と台所で何気なく交わす世間話に世の中の流れや世相が含まれていたことです。難しいナレーションでも字幕でもなく、さりげない市井の人の言葉で語られ、一般人の捉え方も伝わって来ました。
ナレーターとしても、とても味のある方でしたっけ。
『用心棒シリーズ』では、刀を持たず柔術の遣い手として出演されつつナレーションも担当されて、ラストシーンでのお約束の言葉として
「・・・知る者はない。」風の余韻を残す言葉が思い出されます。
嘗て京都で『燃えよ剣』・『新選組血風録』の上映会が定期的に開催されていた時には、ゲストとして登壇されて懐かしお話を伺ったこともありました。
・・・淋しくなります。ご冥福をお祈り致します。
今では、新選組・斎藤一といえば、ちょっとしたイケメン風に描かれてそこそこメジャーになっていますが、その昔左右田一平さんが、『新選組血風録』(1965年)で斎藤さんを演じていらっしゃった頃はその名前を知る人は限られていたことと思います。
屈指の遣い手であるのに、新選組内では常に控え目。それでいて明晰な頭脳で全てを把握している・・・本当にステキなキャラクターの斎藤さんでした。
「海仙寺党全滅」では、主役として新選組の中にもこんなに心優しい組長がいるという物語を演じていらっしゃいました。
『燃えよ剣』(1970年)では、新選組隊士の役を離れて裏通り先生という架空の人物。それでも常に新選組と共に行動し、医師として彼らを支え続ける役どころでしたっけ。
鬼の土方さんにもズバッと小言を言い、病篤い沖田くんを哀しい目でみつめていました。
そして、この中での重要な役回りとして伝蔵さん(八木家使用人)と台所で何気なく交わす世間話に世の中の流れや世相が含まれていたことです。難しいナレーションでも字幕でもなく、さりげない市井の人の言葉で語られ、一般人の捉え方も伝わって来ました。
ナレーターとしても、とても味のある方でしたっけ。
『用心棒シリーズ』では、刀を持たず柔術の遣い手として出演されつつナレーションも担当されて、ラストシーンでのお約束の言葉として
「・・・知る者はない。」風の余韻を残す言葉が思い出されます。
嘗て京都で『燃えよ剣』・『新選組血風録』の上映会が定期的に開催されていた時には、ゲストとして登壇されて懐かしお話を伺ったこともありました。
・・・淋しくなります。ご冥福をお祈り致します。
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