SSブログ

『汚れなき悪戯』(1955年) [映画]

遙か昔の中学時代に、音楽の授業で「マルセリーノの歌」というのを習ったことがあります。
その時の先生のお話で『汚れなき悪戯』という古い映画の中の曲だったことは知りましたが、特にその映画についての説明もなく、気になりつつもそのまま年月が過ぎて・・・。

やっと見ることができました。
一口に言ってしまえば、12人の修道士たちに育てられたマルセリーノ少年のお話。
悪戯・・・何となく『禁じられた遊び』(1952年)と被ってイメージしていたのですが、ラストの超展開にビックリでした!
スペイン映画なのですが、役柄の子供の扱いがなんとなくイタリア映画を彷彿とさせる雰囲気でお話が進んで行きます。
修道士と言っても要するに「おじさん」。そんなおじさん達が生まれたばかりの赤ん坊を育てることの大変さ、そして悪戯盛りになったマルセリーノに手を焼く様子。
そして、マルセリーノの「汚れなき悪戯」。

奇跡として起こったこと。
マルセリーノの願いを簡単に叶えたイエス。

でもねぇ~~。
ここが天国へ行けることが何よりの幸せなことという概念を理屈でしかわからない者にとっては、こんな結末って?!と(笑)。
『フランダースの犬』に大泣きする国民性に通じるものを感じてしまいました(笑)。


汚れなき悪戯 [DVD]

汚れなき悪戯 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
  • メディア: DVD



nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。