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『聖なる怪物たち』(河原れん著) [本]

これもまた今期のドラマ原作です。

かつて聖職者と呼ばれていた職業・・・今では直接神様に関わる仕事?に携わる限られた範囲をさすだけになりましたが、医師や教職者もそう呼ばれるのが普通だった時代がありましたっけ・・・と思い出しました。
そんな医師と教職者の世界を背景に、代理出産という難題をも含んだお話です。

とにかく、主人公である青年医師の日常の大変さは、肉体的精神的と両面から締め付けられるような痛みすら感じられます。そんな彼が巻き込まれた、代理出産の罠。
『ジーンワルツ』(海堂尊 著)も同じく代理出産を扱ったお話でしたが、あちらはまだ気持ちの逃げどころがあり「よかったね~♪」という終わりが待っていました。ところが、こちらは代理出産が招く悲劇が用意され、且つラストのどんでん返し的展開によって「あれまぁ~!」と、生まれた命にまで同情したくなるような・・・。

ドラマはどんなストーリに仕上がっているのでしょうね(笑)?


聖なる怪物たち (幻冬舎文庫)

聖なる怪物たち (幻冬舎文庫)

  • 作者: 河原 れん
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/12/27
  • メディア: 文庫



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