『デセプション・ポイント』ダン・ブラウン著 [本]
『ダヴィンチ・コード』の著者の作品。ラングドンシリーズではありませんが、軽快なテンポで進んでゆきます。
「北極の氷棚に埋まった巨大な隕石が発見され、その中には地球外生物の化石が見つかった!」
時は、アメリカ合衆国大統領選真っ只中。NASAの存続をめぐって対立をしていた2つの陣営。
地球外生物の事実を追ううちに次々と謎が生まれ、何人もの関係者が殺害されていきます。黒幕はいったいどこにいるのか?ホワイトハウスとNASAは、【DECEPTION POINT】の渦に巻き込まれてゆきます。
壮大なストーリー展開の割には、オチというかラストのどんでん返しが余りにも世俗的すぎるコトなのがちょっと笑ってしまいますが、ハラハラドキドキの展開は面白かったです。
『ダビンチ・コード』は宗教的な壁に知らず知らず立ち塞がれて、いま一歩踏み込めない領域がありましたが、この作品は問題なく楽しめました。・・・映画化されれば面白いかもしれません。制作費はかなり大きくなるかと思いますけれど(笑)。
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